要介護とならないために・・・

みなさん、こんにちは!
訪問あんま・マッサージの八福(はちふく)です!
本日の初福ブログでは、要介護の原因となるロコモティブシンドロームとその予防について少しお話しをさせて頂きたいと思います。
ロコモティブシンドロームとは

まず、ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)とはどのような状態を言うのでしょうか?
2007年にロコモティブシンドローム(略称:ロコモ)の概念を提唱した、日本整形科学会のホームページには以下のように記されています。
運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を 「ロコモティブシンドローム」=ロコモといいます。
ロコモティブシンドロームとは、英語で移動することを表す「ロコモーション(locomotion)」、移動するための能力があることを表す「ロコモティブ(locomotive)」からつくった言葉で、移動するための能力が不足したり、衰えたりした状態を指します。ロコモとはその略称です。
人間が立つ、歩く、作業するといった、広い意味での運動のために必要な身体の仕組み全体を運動器といいます。運動器は骨・関節・筋肉・神経などで成り立っていますが、これらの組織の障害によって立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態が、ロコモなのです。ロコモが進行すると、将来介護が必要になるリスクが高くなります。
要支援、要介護になる原因のトップは転倒、骨折や関節の病気など運動器の故障であることはあまり知られていません。
介護が必要となる原因は、認知症や脳血管の疾患など様々ですが、実は上記にもあるように転倒や骨折、関節の病気などが原因による運動器障害が原因のトップなっており、厚生労働省2019年国民生活基礎調査によると、その割合は24.8%にも上ります。
40代も要注意のロコモティブシンドローム

ロコモティブシンドロームは高齢者だけの問題と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は40代~50代から始まっていると人もいるとの事。
日経新聞電子版(2019年12月11日 付)の記事「運動不足で「ロコモ」かも 40代から足腰の機能低下」によると、「日ごろデスクワークが多く、体を使っていない人は、気づかないうちにロコモになっている」例がある事が紹介されています。
同記事中に、日本整形外科学会が公表している7項目のチェックリストが掲載されていましたので下記に転記しておきます。
40~50代の方もロコモティブシンドロームは他人ごととは思わずに、チェックしてみてください。
- 片足立ちで靴下がはけない
- 家の中でつまづいたりすべったりする
- 階段を上がるのに手すりが必要
- 家でのやや重い仕事が困難(掃除機の使用など)
- 2キログラム程度の買い物をして持ち帰るのが困難(1リットルの牛乳パック2個程度)
- 15分くらい続けて歩くことができない
- 横断歩道を青信号で渡り切れない
7項目のうち1つでも該当するものがあれば、整形外科などでロコモ度を測定するテストを受けた方がよいそうです。
ロコトレでロコモティブシンドロームを防止

ロコモティブシンドロームにならないためには、元気な足腰を保つことが肝心。
そのためには、毎日足腰の運動を続けることが大切になってきますが、無理をして三日坊主で終わってしまっては何の意味もありません。
運動負荷は人それぞれなので、あまり無理をせず、毎日続けるということを第一に考えてロコモ防止のための運動ロコトレ(ロコモーショントレーニング)を今日から始めましょう!

①片足立ち
片足立ちを行うことで、バランス能力をつけます。
- 転倒しないように、つかまるものがある場所で実施。
- 床に足がつかない程度に片足を上げる。
- 姿勢を出来るだけまっすぐに保つ。
- 左右とも1分間で1セット、1日3セットを目途に行う

②スクワット
下肢に筋力をつけます。
- 足は肩幅程度に広げる。
- おしりを引くようにして、2~3秒かけてゆっくりと膝を曲げ、またゆっくりと膝を元に戻す。
- 難しい時は、椅子に腰をかけたり、机を使って行う。
- 5~6回を1セット、1日3セットを目途に行う。
日本整形外科学会ロコモティブシンドローム予防公式サイトに、ロコトレの詳細について掲載されていますので、そちらも参考にしながら明日と言わず今日からロコトレに励んでみてください。
足腰に痛みがある場合には無理をせず、医療機関を受診したりマッサージなどでまずは痛みを取るところから始めましょう。
マッサージについては八福でも対応可能ですので、お気軽にご相談頂ければと思います。
このブログでは、あんま・マッサージに関する事だけでなく、八福に関係するさまざまな情報や嬉しかったことなど、楽しみながら情報を発生していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。
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