みなさん、こんにちは!
訪問あんま・マッサージの八福(はちふく)です!
本日は、高齢化社会が進み、人生100年時代と言われる中で、「高齢化社会 最大の健康法は?」というテーマでお話しをさせて頂きたいと思います。
- 今回のコラムは、2022年2月25日付日経新聞電子版「長野・山梨、高齢者3割就業 生涯現役で社会の担い手に」の記事、ならびに老年医学の専門家である和田秀樹さんの「40歳から一気に老化する人、しない人」を参考に構成しています。
高齢化社会の進行で老後の生活が危機に?
健康法に関するお話しをする前に、そもそも高齢化が進むと何が問題なのかについて少し考えてみたいと思います。
問題の一つ目は、ニュースなどでもよく取り上げられている年金の問題。
現在、日本の年金制度は現役世代が支える構図となっています。このため、高齢化に伴い現役世代が減っていってしまうと年金の原資が減ってしまいます。
厚生労働省や財務省の試算によると、2019年の時点では年金による所得代替率(年休受給時の年金額が現役世代の手取り収入額の何%程度化の指標)が61.7%(基礎年金:36.4%、厚生年金:25.3%)なのに対して、このままでは経済成長と労働参加が進んでも2046年で51%(基礎年金:26.5%、厚生年金:24.5%)という試算もあります。
問題の二つ目は、年金問題とも関係していますが、高齢化により現役世代が減ることで労働人口減少し、年金世代の年金額が減るだけでなく日本の経済、地元の経済が地盤沈下してしまう問題です。
DX(デジタルトランスフォーメーション)やAIの普及により生産性の向上は図られていくことは考えられますが、現役世代が減る分をカバーすることはとても難しいように思います。
また、現役世代が減ることは、消費活動そのものも落ち込んでしまうことも考えられるため、経済が廻らないといった状況に陥ってしまう可能性があります。
このことは、日本経済、自分が住む地元の経済が地盤沈下してしまうことを意味しています。
高齢化が進み、年金受給額の低下し、経済が廻らない社会では、当然の事ながら高齢者にとっても生活環境の悪化や各種サービスを受けられないなどの問題が生じてしまいます。
キーワードは「生涯現役」
高齢化社会が進行し、年金も減る、経済が地盤沈下するという社会環境で健康に一生涯を過ごすために、私たちはいったい何をすればよいのでしょうか?
その答えを見つけるためのキーワードは、「生涯現役」ではないかと考えています。
2022年2月25日付日経新聞電子版「長野・山梨、高齢者3割就業 生涯現役で社会の担い手に」によると、総務省が実施した「就業構造基本調査」をもとに、65歳以上の仕事を持っている人の割合「有業率」と医療費の関係を調査したところ、有業率が高い県ほど医療費が少ないとう分析結果の記事が掲載されています。
その記事によると、有業率が30%を超えている長野県や山梨県における後期高齢者1人当たりの医療費が凡そ80~85万円程度なのに対し、有業率が低い地域では100万円を超えていることが示されています(2019年度)。
宮崎県などでは少子高齢化対策として高齢者と企業のマッチングを行ったことも貢献し、有業率が2017年度と比べて5.3ポイント上昇。後期高齢者1人当たりの医療費も凡そ90万円程となっています。
このデータは、現役を続けることが結果的に健康につながるということを意味しています。本記事中でも、高齢者同士が学び合う「365日大学」を始めた小山秀一さんの「定年は人生2回目のスタート。現役時代と同様に頭を使い、体を使うことが最大の健康法になる」というコメントが掲載されています。
また、老年医学の専門家である和田秀樹さんは、書籍「40歳から一気に老化する人、しない人」の中で、認知症を予防するための頭の使い方について、いわゆる「脳トレ」よりも「人との会話」の重要性を以下のように述べています。
他人とのおしゃべりでは、自分の話したいことに対して相手から反応が返ってきますし、強制的に頭を働かせなくてはいけない局面が増えます。もちろん、仕事や家事も複数の知的作業をともなうので、「頭を使う」ことにつながります。「生涯現役」というスタンスも、有力な脳のトレーニング法といえるでしょう。
「生涯現役」を続けることは、高齢化社会が進むなかで最大の健康法。
健康なシニアが増え、元気で現役として活躍すれば、年金問題も解消し、経済の地盤沈下も防げる!
そんな風に考えているのですが、皆さんはどう思われますか
このブログでは、あんま・マッサージに関する事だけでなく、八福に関係するさまざまな情報や嬉しかったことなど、楽しみながら情報を発生していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。
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